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この緻密で複雑な設計の酒を味わい、それでもなお、最初に心の底から出てくる言葉は 「旨い」。〜fukunomo愛好家 林さんの今月の酒語り(2020年10月|大谷忠吉本店)

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今月のお酒は【特別純米 「登龍 華」 磨き50】

今月も福島県在住のfukunomo愛好家である林 智裕さん(@Nonbeekaeru)が、fukunomoを体験しての感想&紹介をレポートしてくださいました!

2020年10月号は、地元白河市に密着型の酒蔵、大谷忠吉本店さんからお届けする【特別純米 「登龍 華」 磨き50】です。

【連載第26回目】

10月になって、一気に秋めいてきましたね!
今月のfukunomoは、2度目の大谷忠吉本店さん。前回、大好評の蔵元のお酒は待ち遠しかった方も多いはず。今回も楽しみですね。(*´▽`*)

■お酒
登龍 華<白河市/大谷忠吉本店>

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今回の「登龍・華」に限らず前回の「登龍」でも感じたことですが、大谷忠吉本店さんのお酒には、特有の不思議な魅力があります。
一口目には、いわゆる「淡麗辛口」の口当たり。まるで新潟の酒、越後杜氏系にも似た鋭いキレが光ります。

しかし次の瞬間、香木を思わせる円熟感あるウッディな香りがほのかに花開き、次いでライムを絞ったかのような、爽やかで甘さを抑えた果汁感ある酸味と苦味。ウイスキーをストレートで楽しんだ直後にも似た、円熟のコク。
最後には再びキレの強さが走り、心地よい余韻を残してすっきりと抜けていく。キレの良さと深いコク、いわば爽快さと円熟さを併せ持ち、要所要所に魅せ場と変化・メリハリを感じさせる味の設計は、日本酒のいわゆる「爽酒」「熟酒」「薫酒」「醇酒」の分類上での特徴全てを網羅しているかのようであり。
まるで、音楽の1つの楽曲の中で短調と長調の曲調を変化させているかのようでもあり。

しかも、この緻密で複雑な設計の酒を味わい、それでもなお、最初に心の底から出てくる言葉は

「旨い」

本当に、この最も単純な一言に集約できる完成度の高さです。

変幻自在ながらも奇をてらうわけでもない。ただ本質的な旨さを、心地よさを、陶酔をひたすらに求めて誠実に造られている。ときに繊細にして、ときに重厚。多彩な味わいを絶妙に感じさせてくれる美酒は、何度口に運んでも飲み飽きない。小難しいことを語らずとも、ただ無心に味わえば、その旨さに感嘆することでしょう。まさに、美しい楽曲の旋律そのものと言えるかもしれません。また、冷やして飲む以外にも常温近くで飲むとさらに香りが花開いて「華」の名をより感じさせる味わいにもなります。しみじみ旨い。本当に旨い。

ああ、地酒というのは素晴らしい。このような個性を、地域の「特産」ともいえるレベルの酒を味わうことができるなんて。まさに、「文化の多様性」を象徴するような魅力に溢れています。特に、この大谷忠吉本店さんの酒を飲むと、改めて強くそれを感じさせてくれます。
日本酒好きな人にならば、どうか一度はこの蔵元の酒を味わって頂きたい。

…といいつつ、この大谷忠吉本店さんのお酒を手に入れるのは、実は福島県内でさえも難易度やや高めです。

2019年発行の雑誌「dancyu3月号」の日本酒特集によれば、大谷忠吉本店さんの醸造石高(1石≒一升瓶約100本)は、80石とされています。
この量は、たとえば同じ福島県内の「飛露喜」で知られる廣木酒造本店さんが1,800石、チャンピオン・サケを受賞した喜多方市のほまれ酒造さんが10,000石、「久保田」などで有名な新潟県の朝日酒造さんが31,000石、全国大手の白鶴酒造さんが317,609石、月桂冠さんが245,699石という数字を並べていけば、いかに入手困難であるか想像に難くないと思います。

そんな稀少な美酒が、今月もまた手元に届くfukunomo、やはり一般的な通販とは一味違います。
特に今月、このあまり他に類のない設計と旨さをもった「登龍・華」は、みなさんにも楽しんで頂きたいですね。まだfukunomoにお申込みされていない方は、今月号の申込締切となる10/20日までにご参加ください!お申込方法(しかもお得なオマケ付き)がこの記事の最後に出てきますので、どうか記事を最後まで読んでみてくださいね。( *´艸`)

それでは、今月もこのお酒におつまみを合わせてペアリングを楽しんでいきましょう♪

今月のマリアージュ/ペアリングセットは

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・白河高原清流豚 肉味噌 <福島県白河市/有限会社 肉の秋元本店>
・チーズたまり漬     <福島県郡山市/株式会社 小田原屋>
・会津産トマト      <福島県内の農業生産者のみなさま>
・あんこ屋のあんみつ and3 <福島県郡山市/株式会社 郡山製餡>
・恋まろ豆腐       <福島県西白河郡西郷村/西郷ゆば工房>

・恋まろ豆腐<西白河郡西郷村/西郷ゆば工房>

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・白河肉みそ<白河市/有限会社肉の秋元本店>

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まずは、白河市と隣接する西白河郡西郷村、西郷ゆば工房さんの「恋まろ豆腐」。

今回も大変美味しいおつまみの詰め合わせだったんですが、特に私のイチオシはこの「恋まろ豆腐」。「濃い」を「恋」にかけているのだそうです。

先に言ってしまうとこの豆腐、いわゆる高級料亭や懐石料理で使われるレベルを思わせるほど上等な品です。使っている大豆が地元産であるのみならず、さらに有機無農薬栽培であることも驚きではあるのですが、何よりも注目して頂きたいのはその品種。大変稀少なこの地域の在来種大豆「にしごう」を使用しているというのです。

「にしごう」は味が濃くて甘味が強めの特徴を持つ豆ですが、これを食べたことある方は、あんまりいらっしゃらないのではないでしょうか?? 今回のfukunomoは、お酒の稀少さに重ねて、おつまみにも地元ならではの稀少な在来種、しかも美味しいと噂の品種を合わせてくるのですから贅沢なところです。

さっそく、まずは豆腐を何もつけずにそのまま口に。

ぷるぷると心地良い口当たりながらもなめらかで、非常に濃い味わい。大豆の良い香りと優しい甘味、旨味が凝縮しています。これもまた、今回のお酒同様に複雑で奥行のある味わい深さがあるものの、突き詰めて感じさせるのは「旨い!」のひとことが心の底から湧いてきます。

やはり、原料である「にしごう」の良さも際立ってきていますね。だだちゃ豆や黒埼茶豆、秘伝豆、雪音豆にも負けない美味しさ。侮れません。
味わうほどに、上質の枝豆から美味しいところを全部ギュ…っと集めた上で、ひんやり、とろとろと滑らかな口当たりと喉越しに仕上げた感じ。そのまま何もつけなくても美味しい上に、これはアレンジ次第ではおつまみにもスイーツにもなりそう。なんとも懐の広いお豆腐です。

そのまま何もつけなくてもペロリと一丁食べられてしまいそうだったんですが、せっかくなのでここに大谷忠吉本店さんと同じ白河市から「白河高原清流豚白河肉みそ」を合わせ、さらに贅沢な肉みそ豆腐に。これは、白河高原清流豚のゴロッとした粗挽き肉と味噌の旨味が絡んで実にたまりません! お酒がどんどん進んでしまいます。

特に「口当たりが良く爽やかでいながら極めて濃厚な旨味」になるこのおつまみとのペアリングは、今回の登龍・華の設計とも絶妙の相性を誇ります。

・たまり漬チーズ<郡山市/株式会社小田原屋>

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続いては、前回は磐梯酒造さんのお酒とともに送られてきた「たまり漬チーズ」のリピート。郡山が誇るお漬物の老舗、小田原屋さんからのおつまみです。
チーズって、割と不思議ですよね。洋食の代表的な食材でありながらも、アレンジで和のテイストにも合わせられる。今回はたまり漬けにしてあることで、よく味が染みた肉じゃがのお肉にも似た感覚で食べられます。

しかも、こうしたアレンジが加わっていることで、「食べ飽きなさ」が強化されています。
チーズは単品で食べると味や塩気が強くて美味しいながらもモタれ感や食べ飽き感が出ることもあるのですが、この「たまり漬け」の後引く旨味は、なんともやみつきになります。
登龍と合わせると、チーズのスモーク香がお酒の熟成感とうまく絡み合って魅力がさらにアップ! このペアリング、実にいいですね!

・トマト<会津の生産者の皆様>

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続いては、箸休めに会津のトマト。会津は、南会津の「南郷トマト」はじめとした美味しい野菜の宝庫です。

お酒が入って火照った身体には、シンプルな冷やしトマトがとてもありがたい。

・あんみつ<郡山市/株式会社郡山製餡>

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最後の〆は、郡山製餡さんのあんみつ「and3」です。

このあんみつ、実は知る人ぞ知る有名どころで、「SNS映えする」と話題になっています。
餡子屋さんが、餡子の美味しさを布教するためにつくったあんみつ。最近は、日常であんみつに出会う機会はあまり無かったんですが、改めて食べてみると見栄えもするし、フルーツも楽しめたりと、これがなかなか楽しい。
特に新型コロナ流行後は、お店でゆっくりスイーツを楽しむ機会も減ってしまいがちであったなかで、自宅で手軽に甘味処気分を味わえます。
お酒の〆にはもちろんのこと、コーヒーや紅茶にも合いますし、常温保存での賞味期限も長めなので急な来客時の気の利いたおもてなしにもピッタリ。

あんみつの魅力を再発見できちゃいました。

今回も、稀少で旨いお酒とおつまみ、そのペアリングを心行くまで楽しませていただきました。やっぱり、fukunomoは毎月のお楽しみとしておすすめです。まだの方は、ぜひお試しになってみてくださいね。今月も、ごちそうさまでした! (*´▽`*)ノシ

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