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全国新酒鑑評会最多金賞受賞数8連覇の福島から、大切な方へ美酒と美肴のマリアージュのギフトセットをお届け

今回は番外編。

fukunomoから登場したギフトセット「fukunomo gift」をご紹介いたします。 福島県在住のfukunomo愛好家である林 智裕さん(@sake_kaeru)が、fukunomo giftを体験しての感想&紹介をレポートしてくださいました!

取り上げるのは、【純米大吟醸からにごりまで】福島の酒バラエティ5種セットです。

【番外編】

福島の酒は、多彩だ。
豊かな自然に囲まれた福島は、質の高い食の宝庫。数多くの藩が集まって生まれた歴史もそこに重なって、同じ県内でありながら地域ごとの酒や食文化の違いが大きい。そのため、さまざまな料理に県内の酒だけでかなり対応できてしまう。

なにより、福島の酒は、旨い。
令和3年(2021年)5月に鑑評会の金賞受賞数がまたしても日本一となり、前人未踏の8連続に記録を更新した。しかし、その魅力は鑑評会の酒に留まらない。なにしろ福島は昔から「日常的な酒がやたらと旨い」と言われてきた土地である。

酒の味を良くする上で、雑味を「切ること」は避けて通れない。しかし、それは「味を減らす」と紙一重でもある。ところが、福島には「本来邪魔になる雑味の一部を、旨味に変えて生かす」技が得意な蔵元が多い。福島の酒は洗練されていながら優しく、味わい豊かだ。

だから高価格帯の酒はもちろんのこと、日常的なお酒に「…この価格の酒でこれほど素晴らしい味が?」と驚かされることが多いのである。近年も、1本1,000円程度の酒が世界最大規模のコンクール(IWC)で並み居る高級酒を抑え、その年の頂点かつ唯一の1本となる「チャンピオン・サケ」の称号を獲得したことさえあった。

つまり、福島の酒は「極めて高品質かつ、さまざまな味の個性を生かすことが得意」であり、それは同時に「ペアリングやマリアージュのポテンシャルが恐ろしく高い」ことも意味する。福島の酒は多様な味や人と親しみ、しかし深く知れば知るほど奥深い、実に懐が広く魅力的な酒なのである。


今回はfukunomoから、そんな福島が誇る地酒と地の肴が同梱されたマリアージュ・ギフトが発売された。2020年度グッドデザイン賞に輝いたfukunomoらしく、梱包も美しい。手にすると少し心も躍る。 箱を開けると、福島で丹精込めて造られた珠玉の地酒と地の肴が端正に並んでいる。これは、こちらも嬉しさに思わず嘆声がこぼれるというものだろう。早速、中身を楽しんでみよう。

【純米大吟醸からにごりまで】福島の酒バラエティ5種セット

■福島の美酒

・花春 純米大吟醸(福島県会津若松市/花春酒造)

キレのよい口当たりと爽やかな酸味、均整がとれた飲み口の良さが持ち味。小さな野花の蜜を集めたような淡く澄んだ甘みの後味が印象的で、食前酒としても秀逸。和食なら貝や白身魚の刺身を推したいが、イタリア料理との相性も良い。蜂蜜を塗ったクラッカーやパルメザン系のハードチーズ、生ハム、トマトなどの酸味、ボンゴレ、鶏肉料理と合わせると魅力がさらに輝く。

・會津中将 純米吟醸(福島県会津若松市/鶴の江酒造)

一口目に感じさせる雪融け水のような透明感、上品で柔らか、清廉とした喉越しと香りながら、じわじわと沁み入る旨味。あらゆる食材の邪魔をせず、それぞれの魅力を引き立てたてる優秀な食中酒。しかし特に、白身魚(刺身、焼き魚)やざる蕎麦など、繊細な香りや瑞々しい食材と合わせることで双方の香りが引き立って面白い。

・笹の川 吟醸酒 山桜(福島県郡山市/笹の川酒造)

郡山の酒らしさを感じる深いコクとふくよかな旨味。芯がしっかりした味わいをじっくりと楽しめると同時に、吟醸ならではの上品な飲み口の良さも両立している。味や香り、塩気の強いおつまみと合わせても負けず、それらの魅力を引き立てる。全般的につまみを選ばないが、特に赤身肉の料理や中華料理、マグロ、サーモン、タコなどの刺身と合わせると美味しい。燻製系のおつまみにもピッタリ。

・純米酒 弥右衛門(福島県喜多方市/大和川酒造店)

純米酒らしい強めの旨味と口当たりがありながら、同時にフレッシュな酵母由来の残り香が飲み口を軽快にしている。これも万能な酒ながら、特に発酵食品系をベースとしたおつまみに合わせたい。馬刺し、煮物、つけものなど醤油や味噌をベースとした味わいと好相性の他、カマンベールやブルーチーズなどナチュラルチーズ全般、他にナッツ類との相性も良い。

・にごり酒 蔵出し原酒(福島県耶麻郡猪苗代町/稲川酒造)

ハッとさせるような鮮烈な旨味と酸に驚く、生命力を感じさせる酒。芳醇なにごり酒でありながら香りは澄み、まさに「最高のどぶろくの良さ」を恐ろしく再現した酒。焼肉など味が強い肉料理や胡麻油、通常はペアリングがやや難しい辛味などと合わせると料理がさらに引き立つ他、炙った乾物系珍味や苦味のあるおつまみとも相性が良い。

■福島の美肴

・めひかりの開き干し(福島県いわき市/上野台豊商店)

脂のりが非常に強く、身はふっくらで皮もやわらかい。一度食べたら忘れられないほど美味しいお魚。「常磐もの」ブランドで名高い福島県いわき市の特産品で、「市の魚」にも制定されている。
そのままでもすぐに食べられるが、軽く炙るとより香ばしく、味も更に強くなる。 淡白でクセが無い一方で強い旨味のめひかりは、どの酒と合わせても楽しみ易い肴だ。


ただ、それでも組み合わせ次第で微妙に表情を変える。花春や会津中将と合わせると香りが、笹の川と大和川、稲川と合わせると旨味が特に強調され易いが、そうしたマリアージュやペアリングによる変化を実感するのに丁度良いと言えるだろう。少しずつ食べながら、まずは今回のセットの醍醐味として味の変化を楽しんで頂きたい。

・いかにんじん(福島県郡山市/小田原屋)

福島を代表する郷土食であり、お正月を彩る「ハレ」の料理。凝縮されたイカの旨味とニンジンのシャキシャキした歯ごたえが癖になる。ご飯のおかずから、お酒のお供まで幅広く使える。


一方でマリアージュやペアリングの特性を考えるとき、めひかりに比べイカ人参はやや癖が強くなる。この肴は、味付けに使われている醤油ベースの漬けタレの香りと旨味、凝縮されたイカの匂いと旨味をどう生かすかが鍵だ。
今回の組み合わせの場合、花春と会津中将は醤油系の香ばしさに軸足を置きつつ、全体の味わいをより上品に堪能させてくれる。まさに「お正月料理に相応しいハレの味」である。

弥右衛門は醤油の発酵食品としての匂いと旨味により強く反応し、「よく味が沁みた煮物」にも似たしみじみとする旨味を創り出す。赤ちょうちんの屋台で味わう寛ぎの味にも似てくる。 笹の川は醤油とイカそれぞれの個性にバランス良く対応し、全体の魅力を底上げさせる。その際、好き嫌いが分かれるイカ特有の匂いはふくよかな旨味へと変換され、よりジューシーで味わい深くなる。マリアージュによる変化をかなり感じやすいので、個人的にイカ人参にはこの組み合わせを特に推したい。 稲川は圧倒的な包容力で全てをありのまま呑み込み、それぞれの魅力を混じり合わせながら増幅させる。強い香りと旨味、甘味、酸味。複雑に交じり合った多彩な味の饗宴に酔いしれる多幸感もまた、実に格別だ。


外出が制限されがちな昨今、fukunomoから初めて企画されたギフトセットは自宅にいながら福島の豊かな食文化が楽しめる逸品だ。父の日ギフトなど大切な方への贈り物にはもちろん、自分なりのペアリングやマリアージュを試して研究するのもステイホームの愉しみをより充実させてくれるだろう。
6月はジューン・ブライド(June Bride)の季節でもある。この機に、結婚の意を持つ「マリアージュ」の魅力を大切な方と共に堪能してみてはいかがだろうか。


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https://fukunomo.stores.jp/

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