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まさに「文化」を楽しませてくれるような1本(2021年8月|鶴乃江酒造)

今月のお酒は「会津中将 純米吟醸 夢の香」

今月も福島県在住のfukunomo愛好家である林 智裕さん(@SiganaiKaeru)が、fukunomoを体験しての感想&紹介をレポートしてくださいました!

2021年8月号は、会津若松市の鶴乃江酒造さんからお届けする「会津中将 純米吟醸 夢の香」です。

【連載第36回目】

今年は梅雨明けも早く、一気に夏模様になりました。この天気であれば、福島の桃はとっても美味しくなること間違いなし! 代表品種の「あかつき」は八月上旬でおしまいですが、中旬からは「まどか」、下旬には「ゆうぞら」など福島の桃はまだまだ楽しめます。ぜひみなさん、味わってみてくださいね。

さて、この暑い夏のfukunomoはいよいよ、会津若松市から「会津中将」の出番です!美酒揃いの福島の中でも、県内外・初心者ベテラン問わず絶大な人気を誇る地酒蔵。

2017年の米国大統領を招いての日米首脳晩餐会や、2019年のG20 サミットでも振舞われた「ゆり」を造っているお蔵で、特に「会津中将」は県外では入手がやや難しい銘柄酒。

これは待ちかねた方も多いことでしょう。さっそく楽しんでまいりましょう!

■今月の美酒

・会津中将 純米吟醸 夢の香 720ml<会津若松市/鶴乃江酒造>

期待と共に開栓すると、やはり一口目から目を見開くような美味しさ。淡く可憐な、白桃にも似た香りと滑らかな口当たり。続いてメロンを思わせるジューシーで芳醇な味わいが広がります。

とはいえ、これらは主張が強過ぎる訳ではなく、とても均整がとれている。全体的なバランスとしてはダイナミックというよりもむしろ「奥ゆかしさ」さえ感じさせます。まさに貴婦人を思わせる佇まい。

飲む程に上品でまろやかな口当たりと淡い香りが印象的で、夏の涼に相応しい透明感と瑞々しさがあります。さらに、今回の酒は福島県オリジナル品種である酒米「夢の香」由来のふくよかな風味が味全体に奥行きと立体感を生み出し、最後に後引く余韻には会津中将「らしさ」である繊細な「陰」の気配を僅かに感じさせる。これは美味しい。癖になって飲み飽きさせませんね。

この酒は、自分にとって「とっておき」の、あるいはお気に入りの場面で飲むシーンを思わず想像したくなります。
たとえばこの季節ならば、ひぐらしの声が響く夏の暮れ。夕涼みの風が鳴らす風鈴の一音。縁側で寛ぎながら空を眺め、小奇麗で粋な切子硝子の酒器に酒を注ぎつつ、静かに、沁みるように美酒を嗜む

…そんなシーンがとても良く似合う酒です。想像しただけで、すぐにでもまた飲みたくなる。

きっと、この酒を楽しむ人の数だけ、それぞれにとって「似合う」美しい飲み方がある。単に「美味しい」という味わいそのものを越え、まさに「文化」を楽しませてくれるような1本です。

今月のマリアージュ/ペアリングセットは


糀のおかず

ペアリング最初の一品は、本宮市から「糀のおかず」福島県発祥とも言われている酵食品である「三五八(さごはち)」に漬け込んだ豚肉です。

三五八とは、塩3、糀5、蒸米8を混ぜ合わせたもので、大根や人参、ナス、きゅうりなどの野菜を漬け込んで保存食を作るための麹漬けの床。お好みで魚や肉も漬けることができます。

糠(ぬか)漬けにも似ているものの、糠(ぬか)に比べてクセが少ないため使いやすい。どちらかと言えば少し前に流行した「塩麴」に近いと言えるかも知れません。

三五八漬けは、福島の郷土食とも呼べるもの。まさにfukunomoでないとなかなか目にしない地の肴ですね! これは楽しみです。


じっくりと火を通してみると、これは文字通り、「熟成肉」のポークステーキですね!旨味がしっかり浸透した上に、食感も柔らかくなった豚肉。少し焦げた糀と蒸米が香ばしさをさらに演出。食欲をそそります。

これは、たとえば魚の西京焼が好きな人には相当「刺さる」一品ですね。絶対ハマること請け合い。三五八で漬けた熟成肉って、こんなに旨かったんだ…。

あと、これはもしかすると…と合わせてみたのが、スライスした生にんにく。

まさにガーリックステーキのような風味になり、三五八の甘さと香り、ニンニクの刺激が絡み合って病みつきの旨味に。これは夏のメニューとしてとても良いですね。

この状態の「熟成肉」にペアリングとしてお酒を合わせると、お酒が口の中で、まるで「純粋な旨味だけを抽出して凝縮させた肉汁」とでも言うべき旨味の塊に化けます。同時に、会津中将この透明感ある味わいが口の中をさっぱりとさせてくれる。どんどん飲めてしまいます。

福島県産トマト

この香ばしく焼き上げた三五八熟成肉を堪能しながら合わせてほしいのが、福島県産トマト夏の陽射しを浴びて育った生命力溢れるジューシーな口当たりが、お酒と共にお肉をサッパリと、しかし旨味をさらに増幅させてくれます!熟成肉×お酒×トマトの組み合わせは、足し算ではなく完全に掛け算。まさにペアリングの醍醐味と言えるでしょう。

いか大根

福島の名物と言えば「いか人参」ですが、こちらは「いか大根」

いかと昆布の旨味がぎゅーー…っと閉じ込められたパリパリと心地良い食感の大根は、人参とはまた違った魅力がたっぷり。いかは、昔から日本酒のお供として重宝されてきた食材ですからペアリングをして合わないわけがありません。

お酒を合わせることでニオイがそのまま「旨味」に変換されるようで、箸が止まらなくなります。

ごぼ~のチップス

次はあぶくま高地の平田村からごぼーのチップス。最初は道の駅ひらたを中心に細々と販売されていた「知る人ぞ知る」名産品であったものの、その美味しさが口コミで広がって、今や大人気商品になっています。

お酒に塩気と油の旨味、僅かなゴボウのほろ苦さが合わさった「甘苦さ」とでも表現すべき風味が、会津中将の味わいにちょうど良いアクセントに。

べったら漬

fukunomoの定番にもなってきた、小田原屋さんのべったら漬け。甘さ控えめでべたつきにくい、サッパリと軽い食感が魅力で、お酒のツマミにも使いやすい一品です。今回のペアリングの中ではトマトと並び特に爽やかさが際立つので、箸休めにもぴったり。

今回の会津中将を醸す鶴乃江酒造は、会津会津藩御用達頭取を務めた永宝屋一族の流れを汲んだ創業以来二百年以上の伝統を誇る老舗酒蔵であり、多くの人を魅了してやまない極めて高い酒質のお酒を醸し続けています。

この珠玉の美酒が、福島地肴のペアリングと共に自宅で味わえるfukunomoは、同じ県内であってもなかなか外出が憚られる昨今、特に毎月楽しみになっています。今月も大変美味しかったです! ご馳走さまでした!

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特に今回の再開は、新型コロナウイルスでの影響から立ち直ろうとする福島県内の酒蔵さんやおつまみの企業さんを応援する一面もありますので、ぜひご利用頂ければ幸いです。

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