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それはまさに、その名に相応しい月のイメージ〜fukunomo愛好家 林さんの今月の酒語り(2020年11月|寿々乃井酒造店)

今月のお酒は「特別純米酒 寿月 ひやおろし」

今月も福島県在住のfukunomo愛好家である林 智裕さん(@Nonbeekaeru)が、fukunomoを体験しての感想&紹介をレポートしてくださいました!

2020年11月号は、お米の作り手が杜氏を務める岩瀬郡天栄村の寿々乃井酒造店さんからお届けする「特別純米酒 寿月 ひやおろし」です。

【連載第27回目】

秋も深まる11月。福島では霜が降りる日も出始めて、いよいよ冬も目の前ですね。

今月のfukunomoは、県南の天栄村から寿々乃井酒造店さん。「特別純米酒 寿月 ひやおろし」の登場です!

 

寿々乃井の酒は、長年その生産量のほとんどが地元だけで飲まれ、同じ福島県内でさえ最近までその名を知る人は多くはありませんでした。

しかし寿々乃井酒造店の地元とは、美食家たちの間で名高い天栄村のこと。

たとえば米・食味分析鑑定コンクール:国際大会では、天栄村で作られたコシヒカリが「世界一」といえる最高評価を何度も獲得しているのをはじめ、天栄村の農作物は、高品質と名高い福島県産品の中でもとりわけ上質であることが知られています。

天栄米とは?(天栄村役場HP)https://www.vill.tenei.fukushima.jp/soshiki/6/teneimai.html

ですから、「天栄村で長年愛されてきた、ほぼ村外不出であった秘蔵の酒」という価値には、実は非常に大きな意味があります。現に、近年では通の間でこの酒蔵が大きな注目を集めはじめてもいます。

 

そんな魅惑の酒がいち早く手元に届くfukunomo。今月も、さっそく味わってまいりましょう♪

 

・特別純米酒 寿月 ひやおろし

寿々乃井酒造店のお酒、特に看板ブランドの1つでもある「寿月」シリーズは、いわゆる最近の流行りの日本酒とは少し味わいが異なります。かといって、凡庸な味わいでも全くありません。

私見ながら、敢えていうならば「寿月」という銘柄そのものが、多くの人にとって未だ知られていない新たな日本酒の魅力を確立させている、とでも表現するべきでしょうか。

 

その一滴に込められた、美しく華やかながらもどこか陰のある憂いを帯びた気品と色気。絹糸、それも最上級の生糸のヴェールを思わせる、しっとり滑らかで光沢感のある、極めて緻密な香り。まるで適度に熟成させてしゃがれたボルドーワインのような、官能的で奥行きのある繊細な味。とりどりのそれらが艶やかに絡み合い、極上の一つの味覚が織り成されていきます。

それはまさに、その名に相応しい月のイメージ。音楽で言えば長調というより短調、あるいは夜想曲の美しさ。絵画にたとえるならば、竹久夢二にも似た雰囲気を感じさせる、少しアンニュイさの混じった心地良い陶酔感が味わえます。一度この寿々乃井酒造店の酒が持つ魅力に取りつかれてしまえば、口に含むたびに思わず感嘆の吐息が漏れてしまうかも知れません。実際、私が知る日本酒の飲み手や酒を取り扱うプロの中でも、この寿月を極めて高く評価しプライベートでも愉しんでいるケースを良く見かけます。

 

そうした「寿月」シリーズの中でも、その魔力にも似た気配を一際強く感じさせるのがこの時期の「ひやおろし」であり、寿々乃井酒造店の持ち味の真髄が堪能できる素晴らしいお酒です。

 

実はこのお酒、私個人にとっても秋の大きな楽しみになっている秘蔵の一本。どう控え目に言っても愛してやまない大好物だったりします。私は「寿月 ひやおろし」をボルドーワインにも似た…と言いましたが、実はワイン同様に毎年微妙に風味が異なるのも魅力であり楽しみの1つ。その上で、今年の「寿月 ひやおろし」は例年にも増してとても素晴らしい出来映えです。僭越ながら太鼓判を押します。

 

この時期に、数ある銘酒の中からこのお酒が手元に届くこと、そして全国のお酒好きに飲んで頂ける機会に恵まれたこと。今月のお酒にこれを選定したfukunomoさんには深い感謝しかありません。

 

逆に、寿々乃井酒造店を、この寿月のひやおろしを、やっと天栄村以外でも飲むことが叶い始めた秘蔵の銘酒を知らない日本酒の飲み手は、非常に勿体ない!

あくまでも「まだ広く知られていないからこそブランドの知名度が高くない」だけであり、全国的、世界的ブランドを確立させている銘酒の数々に勝るとも決して劣らない素晴らしいお酒です。再びワインで喩えるならば、名だたる格付けワインに太刀打ちできるシンデレラワインのようなものかも知れません。いつ入手困難のプレミアム価格競争に巻き込まれるか判ったものではない。教えたいけど教えたくない秘蔵の酒とは、まさにこのこと。世が世なら、傾国の美女ならぬ傾国の美酒にさえなりかねません。

 

この罪作りなお酒をまだ飲んだことない方は、今すぐfukunomoをお申込みください! 今回のお酒は、この記事を読んだ方には絶対に飲んで頂きたいレベルです。(この記事の最後にお申込方法が記載されています)

今月のマリアージュ/ペアリングセットは


 

・さんまのイタリアンハンバーグ

「常磐もの」の魅力を生かした加工品で定評のある上野臺豊商店が送り出した、サンマ加工品の新しい境地。私も、上野臺さんのポーポー焼きやめひかりの開きなどは良く頂いていますが、今回のイタリアンハンバーグは私も初めてです。

口にしてみると、これはおつまみとしてはもちろん、食事の主菜としてもピッタリですね。イタリア風の味付けにすることで、オイルサーディンにも似た使い方が出来るかも知れません。

ここに「寿月 ひやおろし」を合わせてあげると、魚の旨味をさらに引き立ててくれます。よりジューシーに、より華やかに、より味わい深く。和と洋双方に合わせてくれる寿月のポテンシャルがいかんなく発揮されています。

 

・マルゲリータ

続いては、こちらもイタリアンテイストで、旨味たっぷりのピザ。白河市のステラフーズさんからです。

チーズの濃厚な旨味と小麦粉の自然な風味が織りなすほのかに甘い味わいは、このお酒の繊細で奥深い味わいと非常に良くマッチします。

おつまみにチーズを合わせる感覚で、とろ~りと温かいピザを合わせてあげると絶品です! 楽しいお酒の席を盛り上げるのに、実に良い仕事してくれていますね。

 

・浅漬けオクラ

ここで浅漬けオクラを伊達市の八島食品さんから。私にはオクラを浅漬けにするという発想はいままで無かったので、ワクワクしながら食べてみました。

シャッキリとした歯ごたえとアッサリとした味わいが箸休めとして心地良く、クセになりそう。粘り気も思ったより控えめで過度に主張しないので、お酒のおつまみとして今回のおつまみやお酒とも合わせやすい。その他、これは甘じょっぱい牛肉との相性もかなり良さそう。すき焼きなんかと合わせたら最高かも。

 

・ごぼーのチップス

次はあぶくま高地の平田村からごぼーのチップス。最初は道の駅ひらたを中心に細々と販売されていた「知る人ぞ知る」名産品であったものの、その美味しさが口コミで広がって、今や大人気商品に。

塩味とにんにく味がある中で、今回は塩味。お酒に塩気と油の旨味、僅かなゴボウのほろ苦さが合わさって絶妙です。

 

・あんぽ柿

最後の〆は、伊達のあんぽ柿。

柿を特別な製法で仕上げる「あんぽ柿」は、一般的な干し柿に比べて鮮やかな色合いとセミドライフルーツとしてのジューシーさがたまらない一品。

欧米ではワインにドライフィグ(干しイチジク)を合わせることがありますが、それを楽しむかのようにこの寿月とあんぽ柿を楽しんでみると、甘さと香り、瑞々しさ、さまざまな風味が合わさってとても美味しい! 更に、お好みでここにクリームチーズを足しても楽しめます。

 

柿は、欧米ではあまり知られていない果物。まして「あんぽ柿」を、世界はまだ知らない。

このあんぽ柿、そして寿月は、世界を驚かせるポテンシャルを秘めています。

今回のfukunomoに海外発送が無いことが悔やまれますね。

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今回は、私が愛してやまない「寿月特別純米ひやおろし」のセットを楽しませて頂きました。このお酒は、私にとって「欠かせない一本」のひとつ。唯一無二の魅力を持ち、プライベートで親しい人に贈りたい、教えてあげたい、とっておきの地酒です。

今回のような洋風のおつまみはもちろんのこと、白身魚の刺身などの和食の魅力も存分に引き出してくれる懐の広さもありますので、みなさんもこの魔力に存分にハマってください。

今月も、ごちそうさまでした!(*´▽`*)

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みなさまからの応援もあって再開したfukunomo。もし良ければ、みなさまご一緒に楽しみませんか?

 

特に今回の再開は、新型コロナウイルスでの影響から立ち直ろうとする福島県内の酒蔵さんやおつまみの企業さんを応援する一面もありますので、ぜひご利用頂ければ幸いです。

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